「第2回 大阪府学校図書館研究集会」
2017年11月22日(水)に、ドーンセンターで開催されました。
内容(クリックしてご覧ください)
○小学校の部
「金子みすゞの詩を通して心を育てる ~can, can’tの使い方」
○中学校の部
「図書室の洋書と辞書を使ったwriting指導の取り組み」
○高等学校の部
「多読指導からスピーキング・ライティングを通して」
(ミニ・パーラメンタリー・ディベートまで)
このとき行われた、「“英語教育”と学校図書館」に関する調査をご覧ください。
高校の調査結果 (25校)
小学校の調査結果 (12校)
中学校の調査結果 (8校)
「第1回大阪府学校図書館研究集会」
2017年7月26日(水)に、大阪府私学会館で開催されました。
研修内容: 午前の部: 講演「選書について」 10:30~12:15
講師:奈良育英中学校高等学校 村上祐子 先生 (学校司書)
探究的な学習や研究会活動での取組と合わせ、
「選書」の実際について提示資料を交えて説明していただきました。
・学校紹介
・ 2020年大学入試改革へ向けての言語技術を導入した探究的な学習活動の紹介
(記述式問題のモデルを見て → 探究的な学習で身につく力を重視)
・ 気軽に意見を語る場の「ワールドカフェ」を2014年より実施(室内での飲食可)
・ 学校司書の仕事は、図書館運営、学習支援活動、生徒指導からなる。
学習支援活動は担当教員との連携により必要資料を確認し、他校への依頼や奈良県立図書情報館や近隣の大学図書館(奈良女子大学・奈良県立大学)を利用し、調べ学習へのサポートを行っている。
生徒指導に関しては要配慮生徒の対応も課題に。学習支援活動の課題として、タブレットPCの管理、保管や機器のレクチャーや対応などの弊害がある。
※ すべての学習活動の土台となる学校図書館は適切な運営で成り立つ。
・ 選書は主に次の点から行っている。
①雑誌の新刊紹介から ②新聞の書評から ③授業テーマから ④行事との関連から
⑤リクエストに応える・・・除外例を示さず、返事を添えてリストにして掲示
⑥校外(本や、ブックフェアなど)から
・・・学校司書・司書教諭・図書係教員+αでブックハントを実施。
ブックハントの選定基準:
・当校にないもの、なるべく新しい本である、学習活動に寄与できるもの、
教材や学年で使う見込みがあるもの
・ 選書の一般基準(全国学校図書館協議会HP参照)
①知識を得るため ②教養のため ③教師向け
・ 図書館に置いてもよいマンガ(「これも学習マンガだ」日本財団より)
・広報活動
① 図書館通信 <校内へ>
② 他校での人気本 <他校との連携・研究会活動>
③ 高校生にすすめたい1冊(各校の担当者より) <他校との連携・研究会活動>
④ キャラクター作り <校内へ>
〇 質疑応答から
Q 新書の配架方法と分類について?
A 出版社毎に回転書架に配架し分類ごとに手作りのサインPOPを作っている。
Q 研究会で、他校での人気本やおすすめの一冊の情報をHPで共有しているか?
A 各学校紹介のページでおすすめの一冊を紹介している。
Q 研究会、選書部会での役割分担は?
A 委員の年齢層が広く、年代に応じた選書をしている。
Q 生徒のリクエストを受け付ける際に予め対象外になるものを示しているか?
A ダメなもののリストはあげておらず、NGルールを設け、購入できないものについては口頭で伝えることで生徒とのコミュケーションをとり、次への選書につなげることができる。
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